インターネット・カフェーEUROPE

ダンナがヨーロッパ買い付けに出かけると2週間あまりは帰ってこない。
96年に我が家にもコンピュータが導入されたものの、まだインターネット・カフェなんて海外にはあまりなく、連絡の手段はもっぱらホテルへの電話かファクスが主流だった。やがて時代はネット通信が幅をきかせ、どこでもメールが受け取れるhotmailにメールを送るようになった。

そこで大変なのがことばの問題。
ヨーロッパのコンピュータは日本語を読み込むことは可能でも入力ができない方が多く、送られてくるのはローマ字メール!これは慣れるまでがけっこう大変。そして一苦労するのが返事を書く作業。日本語が読みとれず化けてしまう事もあるので、返信は日本語とローマ字で書かなくてはならないってコト。ローマ字は短く単語ごとに区切って書き、1文字間違えると意味がわからなくなるので、けっこう気をつかう。それでもネットカフェのお陰で出発後に入った情報を送るのも手軽になり、後から合流する時の打ち合わせが楽になった。

一方ダンナはと言うと、初めての街に着くとまず駅のツーリスト・インフォメーションでホテルを探してもらうと共に、インターネット・カフェの場所も聞く。仕事が終わった夜にネット・カフェに赴く。ほとんどのPCはWindowsなので、Macユーザーとしては辛いところだが、ダンナは両方使えるので苦はないようだ。ヨーロッパでは空港、駅、ホテル、ネット・カフェでインターネットが利用でき、その支払方法も様々。プリペイド方式、テレフォンカード、クレジットカードなどが主なところだけど、コインを入れて起動するところもあるようだ。パチンコ屋か??

 

←こんなカードを使う。
 ウラに磁気のバーがある。

  こっちは空港にあった
  テレカを使うPC。
  立ったままで使う。
  マウスもスライドパッド
  もなく、タッチパネル式。→


ドイツは比較的日本語が読めるが北欧は壊滅状態。それでいてネット・カフェというよりゲーム喫茶にPCが置いてある事が多いらしく、うるさいとこぼしている。価格はヨーロッパの中でも物価が高いフランスは高く、ドイツは安い方みたいだ。(大学町も安いみたい)利用時間は30分か60分が多いけれど15分という店もある。利用者の中にはお年寄りもたくさんいて関心度の高さがわかる。

意外や意外チェコは聞かなくてもネット・
カフェがわらわらとあり、どこも日本語が
読めて入力ができる。これって返せば家庭
のPC普及率が低いという事でもあるけれどね。

     カシャカシャカシャ。
      プラハの料金はけっこう安かった。


ダンナの苦い経験談は最初期の頃の話。列車の待ち時間にストラスブール駅前のホテルに設置してあるPCで通信をしようとした時、モデムの起動からカウントがスタートし、その起動時間までもが料金に含まれていた。モデムが繋がらないのに時間ばかりが過ぎ、とうとう何もできないままタイムアップ。何も見てないのにお金を取られた事もあったらしい。

「個人旅行のススメ」でも少しふれたけど、キーボードの配列が標準と違う国では入力に手間取ると時間ばかりかかってしまう。それにPCによってキーを押しっぱなしにすると、押したアルファベットがaならaaaaa.....と入力されてしまうのでキーッ!あせればあせるほど打ち間違えてなかなか大変である。「?」がなかなか探せない機種もあったなぁ。

←こっちはフランクフルトのネット・カフェ。配列が
 違うけれど、日本語の入力はタッチタイプでOK。


それでもインターネット・カフェは旅行の頼もしい味方なのだ。