壊れる!−ITALY

真夏なのに極寒のベルリンから夜行列車でミラノに辿り着いたら、そこは30度の灼熱地獄だった!

壊れたのはダンナ。二等車のシャワー付き個室で優雅に過ごすも、翌朝二段ベッドで寝違えて筋を痛めたダンナは何も持てなくなったどころか、歩くのもままならない状態に。ミラノの街の歩道は段差が高く、重いスーツケースとバッグを持っての移動は自殺行為だった。

しかもドイツの寒さ対策で長袖を着込んで
いたままの私は、脱水状態で壊れるのは目
前というところ。換金したかったけどボッ
たくられそうな換金所しかなかったので、
後回しにしてしまったのが祟った。
          

          ひいぃ、この段差は旅行者に
          やさしくないなぁ         


教訓:「疲れていても換金は到着したら何が何でも替えよう!」
インフォメーションで紹介してもらったホテルは段差がきつそうだったので、近くの違うホテルに入った。ダンナのヨレヨレの姿にオーナーが心配して「”バルサモ”という軟膏を買うといいよ。どんなスポーツ選手も翌日にはピンピンさ。それに安いんだよ」と薬局の場所まで教えてくれた。助かったぁ〜!これは確かに効いたようだ。

←これがお世話になったホテル・セレナ

バルサモのお陰か、翌日から少しずつよくなり3日目にはかなり回復。なによりの癒しはこの近所のイタリアン・レストランの「サバチーニ」。
青山に同じ名前の有名なイタリア支店があるけれど、それではないようだ。でも待つ人が出るだけあって安くてきれいで美味しい店だったのだ。これは96年の事件だけど、01年にミラノに寄り道した時に迷わず直行!夕飯と翌日のランチに通ってしまった。ウェイトレスではなくすべてボーイというのもよい♪


             左はルッコラのピザ、右はボンゴレのパスタ。