マドモアゼルーFRANCE

3日目に英語とフランス語ができる子がスイスに叔母の元に行くと途中で別れ、N子とメトロの地下道を歩いていたらいつの間にかジプシーの子供たちに囲まれて、壁際に迫られてしまった。かき分けて脱出したものの、N子の財布が盗まれてしまったのだ!
ホテルに戻ったら壁に
「ジプシーに注意!」のポスターが。えーん、もう遅いよ〜。

こんな時限ってフランス語のしゃべれるGちゃん
がいないのは痛かった。
そこでロンドンに住んでいるN子の知人に電話を
かけ「盗難って何て言うの?」と聞いた。
ホテルのフロントで警察署の場所を聞いたものの
見知らぬ街をさまよう二人…
その頃フランス人はあまり英語で答えてくれる人
がいないという認識だったので、この通りがかり
の人には感謝でいっぱい。


警察に盗難届を出そうと派出所に行ったら「ここには英語のわかる人がいないので、本署にいこう」と言う。な、なんとフランスのパトカーに乗せてもらっての移動だったのだ〜!

私には被害がなかったけど、パリでパトカーに乗った人はそうそういないと思う。本署で書類を作成し、控えをもらったら「マドモアゼル○○様」と書いてありN子はちょっと喜んでいたりして。現金は戻ってこないにしても、帰りのエアチケットが入っていたのでけっこう深刻。

現金は取られたとしても、せめて財布が捨てられていないかと地下鉄のゴミ箱を蚤の市のある駅までゴミあさり。盗難品はクリニャンクールの蚤の市で売られているという話を聞いたことがあったことから、蚤の市に行く地下鉄を探索。結局みつからなかったけど、フランスの人にはどう映ったかなぁ。


その夜の帰りのフェリーの税関で、帰りのチケットを提示しなくて済んだのは幸いだった。のちにエアチケットは無料で再発行してもらえて本当によかった。
コンサートチケットは指定席ではないので買い直して、後日合流した3人で楽しんだよ。